◆『ソナタ』待望の日本語翻訳本!!
スペインの巨匠タマリッツが、1989年に出版した著作『ソナタ』の日本語翻訳本です。
タマリッツは帽子に眼鏡といった愉快な風貌でハイテンションな演技を行い、観客を完全に自分の世界へと引き込んだ後、絶対にありえないような現象を起こし、観客の感情を興奮で爆発させるマジシャンです!!
不思議なだけでなく、観客の感情すらコントロールしてしまうタマリッツの演技には彼独自の理論があります。その一端として、彼の著作『ファイブ・ポインツ』ではボディー・ワークについてを解説しているのはとても有名です。本著では技法やトリックの解説を通して、マジックに対する彼の戦略と情熱を垣間見ることができます!!
本著の内容は第1楽章では「ザ・タマリッツ・パーペンディキュラー・コントロール」、「メキシカン・ターンノーバーの研究」、「ザ・タマリッツ・ターンノーバー」、「アンチ・ファロー」などの技法を9項目、第2楽章では究極の一致現象である「トータル・コインシデンス」、アウト・オブ・ディス・ワールドの発展系「エスコリアル-76」、セルフ・ワーキングの「目が節穴でなければ、おバカでもない」など珠玉のカード・マジックを16作品、そして彼が普段からよく演じている「移動するペン・ナイフ」など、ペンナイフを使ったマジックが5作品収録されています。特に技法について詳細に解説されており、これを読んだだけでもマジックに掛ける意気込みが感じられると思います。
マジシャンなら絶対に押さえておきたい一冊です!!