◆いま一番熱い! ヘルダー・ギマレスの『Reflections』の翻訳本!!
ヘルダー・ギマレスは、20代の若さでFISM(マジック世界大会)のカード部門で1位に輝きました。技術的に優れているのはもちろんのこと、スペインの巨匠アスカニオを尊敬していることもあって、マジック理論に造詣が深いことでも知られています。
本書『リフレクションズ』は、これまでのマジック書籍とは大きく異なり、大部分をマジック理論に費やしているのが特徴です。トリック1つ1つに、それが完成するまでの創作論や、そのトリックの魅力を最大限に引き出すための方法論などを盛り込んで丁寧に解説しています。
例えば、最初に解説されているトリック「カード、サイン、グラス」(カード・アクロスの現象)では、まず彼がどのようにしてこの手順に辿り着いたのかを説明するために、多くの類似した作品を上げ、その構造や手法などを分析・検証します。そして、その情報を基して構成した手順を解説しながら、途中でどのように理論を使用しているかについても触れています。このように、このトリックだけでも約30ページを使用し、現象を不思議に見せるための動作や、セリフの隠された狙いまで、細かく理解できるようになっています。
これまで学んできたマジック理論をどのように活かせばいいのか? その答えがこの1冊に詰まっています!!