◆佐藤喜義氏の作品集、第3弾!コイン・マジック編!!
佐藤喜義氏の作品集の第3弾がついに発売です! 今回はコイン・マジック特集。 佐藤喜義氏が工夫して発展させた技法「水かきパーム」とその周辺技法、さらにそれを駆使したコイン・マジック、他にも佐藤喜義氏の得意とするコイン・アセンブリー系のトリックが多く収録されています。
「喜義さんの今回のコインの本、非常に詳しくよく書かれているなあ、と感嘆。 図も多く、特殊な技法、作品について、関連する事項にも詳しく触れています。 喜義さんの作品の多さは異常ですが、それは彼のマジックに対する“愛”と“情熱”のなせる業でしょう。 解説のトリックの中で、マット上で4枚のコインだけを使う“ノー・エキストラス”、“サテン・ドール”は私も好きで、非常に実用的でマスターする十分な価値があります。」
-二川滋夫
「僕がまだアマチュアでマジックを誰かに見せたくて仕方がなかった頃、二川先生の教室で佐藤喜義さんと出会いました。 その頃の佐藤さんはちょっと強面でバリトンボイス、近寄り難いオーラを放っていらっしゃいました。 ところが実際には優しいおじさまで、誰彼構わずマジックを見せまくっていた僕の思いつきを優しく見て褒めてくれました。 そんなある日、佐藤さんがマジックを見せてくれました。 見たこともない動きでコインを軽く扱うその手順は目を疑う現象でとても刺激的でした。 今回、佐藤喜義さんのコイン作品群を解説するに当たり著者の大輔さんは星を星座にする作業だと書いておられますが、90年代初頭からのクロースアップブームで流行ったコインエフェクトを一気に学べる、まさにキラ星を繋いだ星座のような本になっています。」
-ふじいあきら
「佐藤喜義さんに初めて会ったのは20年ほど前、まだ私が学生だった頃です。 その頃の佐藤さんは、シャイなクリエイターといった感じでした。 その後、氏を慕う人が集まり、会をもち、Lecturerとして精力的に活動しつつ、新しい作品を次々と生み出していきました。 そして、2012年には1冊目のThe Amazing Sallyが出されました。 ただ、私が不満だったのは、氏がカードマジック、特にパケットトリックで有名になりましたが、コインの名手としての作品が紹介されなかった事です。 氏は、知る人ぞ知るコインマジックの名手で。 一見すると不器用そうな手から生み出される繊細な手品の数々は、Homer Liwargを彷彿とさせます。 今回 The Amazing Sally 第参巻が、氏のコインマジックにフォーカスして出版された事は、1ファンとして喜ばしいことです。 と同時に、水かきパームを使ったチェンジと、それを利用したマジックを解説するのは困難を極めた事と思います。 佐藤大輔さんには、本当にお疲れ様でした、と言いたいと思います。 佐藤喜義氏独自のタッチで演じられるこれらの手品は、沢山のコインマンを唸らせてきました。 決して簡単なマジックではありませんが、この本を手に取った皆さんのMagic Lifeを豊かにすると確信を持っております。 ぜひ氏の作品、理念を楽しんでください。」
-木本秀和