◆ハイセンスなオリジナル新作パケット・トリック!!
観客に選んでもらった1枚のカードを4枚の両面ブランクのカードで当てるトリックです。4枚の白いカードに裏面、次に表面が現れ、フォア・オブ・ア・カインドが揃います。その数字は観客が選んだカードと一致していて、これで数字が当たったことになります。さらに、4枚のカードのうち、選ばれたスートのカードの裏面に大きな×印が現れます。これで、観客に選ばれたカードが完全に特定され、最後に役目を終えた4枚のカードは、あっという間に元の両面ブランクのカードに戻ってしまいます。
このブランク・サプライズは「カード当て」と「パケット・トリック」を掛け合わせた、比較的良くあるパターンの作品ですが、変化が派手なだけでなく、現象が観客に伝わりやすいのが大きな特徴です。この手のパケット・トリックでありがちなのは、やりたいことが不透明すぎて、何をしているのか全く分からないという最悪のシナリオです。本作ではカード当てという大前提の元、4枚のブランク・カードの両面が鮮やかに印刷されることで、まず選ばれた数字が判明し、続いて裏面に×印が現れることでマークが絞られます。このように、段階的に現象を理解できるところがこの作品の素晴らしいところです。そして、最後に4枚のカードが、一瞬で元のブランク・カードに戻るクライマックスはトリックの終わりをしっかりと感じさせる最良の結びになっていると思います。
難易度はゆうき氏が手掛けているだけあり、実践的な手法のみを採用していて簡単です。無理なく、無駄なく、合理的であり、エルムズレイ・カウント程度のスキル・レベルで実演することが可能です。セットも簡単な上、演技後はリセットされるように設計されているので、プロの方も重宝する仕上がりになっています。