【収録内容】
フラッシュカウント「ツー・アズ・フォー」タイプの新しいカウント技法です。パケット(実枚数は基本形だと4枚、応用的には3枚以上で実質7~8枚まで?)を4枚に数え、なおかつ2面のフェースのみしか見えません。例えば、パケット内に2枚の「異色・同数字」のカードがあれば、フォー・オブ・ア・カインドに見せられます。「ジェミニ・カウント」や「リズム・カウント」と同種のものですが、これらとは、だいぶイメージが異なります。応用性が抜群に広いので、基本技法の1つとして、今のうちに押さえておいてください!
CRMタイトルは「カラー・リセット・ミキサー」の頭文字を取りました。赤と黒が4枚ずつ、合計8枚のカードを使って「カラー・リセット」を行います。卓上に置いた赤のパケットと、手元の黒のパケットが、魔法の力で1枚ずつ順に交換されていきます。そして、完全に入れ替わった後で、また、あっという間に元の状態に戻ってしまいます(カラー・リセット)。最後に、クライマックスとして、赤と黒、2つのパケットを重ね合わせると、一瞬にして交互に混ざってしまいます!リセットの現象に予想外のエンディングを付加した拡張版で、ノーエキストラ、スタート&エンド・クリーンです。
オイル&ジェントルメン「オイル&クイーン」(ロイ・ウォルトン)のバリエーションにして決定版です。4枚ずつの黒いカードと赤いカードを「男性」と「女性」に見立てて、交互に混ぜて「カップル」を作ります。2組のカップル(4枚)で様子を見ますが、相性が合わないのか、すぐに赤2枚・黒2枚に分かれてしまいます。最終的には、その4枚のパケットに、4人とも全ての女性(4枚の赤いカード)が集まってきてしまい、残った4枚を見ると、驚くべきことに、本当に「男性のカード」(絵札のJとK)に変わっているのです!さまざまな点で「原案」とは異なりますが、次の点が注目です。最初に4枚ずつを別々に示し、これらを交互に混ぜる形をはっきり見せていること。単なる「ビックリ箱」的な一段現象でなく、途中で何段階か現象を挟んで、流れを作り出していること。演出を加えてストーリーマジックに仕上げ、話として面白くしたのみならず、現象の意味合いもハッキリさせたこと。
ロジカルテスト「4枚の2」と「4枚の8」があります。「2と8を足すといくつ?」「10!」「その通り」と2つの山を重ねて配っていきます。すると、何故か「枚数」が10枚に増えています!「10から2を引くと?」「8?」「正解!」と、2枚を抜き去ってから、8枚のカードを表向きにすると、なんと、同一スートの「A、2、3…7、8」という順列のカードに変化しているのです。「ロジカル・レッスン」(JCワグナー&シド・セガール、原案はジェニングス「ロジカル・コンクルージョン」)の改案。演じていて楽しく、観客のウケも非常に良いので、オススメです。
コンパス矢印の描かれたボードが、観客のカードを探し出したり、予言と一致するカードを指し示していたりします!ボードの周り4箇所に、観客が指定した通りにカードを並べているのに、それでも現象が起こるところがミソです。いろいろと応用が利く、風変わりなアイデアを、いくつかの手順・使い方の例とともに紹介しています。
ウィッシュフル「ダウン・アンダー」の操作を、「観客自身が混ぜたパケット」を使って行わせ、それでも、選ばれたカードが現れます。本来「ありえない」現象を、狡猾なサトルティによって見事に成立させている、「頭のいい」トリックです。2人の観客がそれぞれ選んだカードを、それぞれの観客自身が、自らの手で探し当ててしまいます。「花占い」のセリフで彩られた、演出効果抜群の作品でもありますので、ぜひ、ご賞味ください。
エコ・ロケーション2人の観客が選んだカードを当てる「インポシブル・カードロケーション」の一種です。 観客が自由に選んで覚え、山に戻してよくシャフルしたカードを、ズバリと当ててしまいます、しかも2回!フォースでもなく、しかもそのカードは好きな場所に戻され、観客自身の手でよく混ぜられてしまうわけです。「これで当たるわけがない、何かの冗談かな」と思ってると、本当に当たってしまうのでビックリします!知らなければ本当に不思議、まさに不可能なカード当てです。