1993年10月に来日したデイビッド・ネイバーズのレクチャー・ノート。
内容は“Silver(コイン)”と“Pasteboards(カード)”です。
【レターパック対応】
【収録内容】
◆◆◆Silver◆◆◆
Easy Impact : Three Handkerchief Assemblies
ハンカチの四隅を折り、各隅に1枚ずつコインを入れます。第一段ではコインが1枚ずつ1つの隅に集合し、第二段はハンカチの上にあったコインを1枚ずつハンカチの下に入れていくとハンカチを貫通して1つの隅に集まってきます。4枚目のコインをハンカチの下に入れるとハンカチの上にあったコインが全て消え、ハンカチの下に4枚のコインが集まっています。そして、最後には、コインが全て消えてしまいます。
Cannibals, Cannibals
術者は、1枚の銅貨を示し、これは“食人のコイン”だ、と言います。2枚の銀貨を手の中に入れると、銅貨が銀貨を貪り食い消してしまいます。更に、3枚の銀貨の牧師達、6枚の銀貨の牧師達もこの“食人のコイン”に食べられてしまいます。術者は、この“食人のコイン”が太ったことに気が付き、そのコインを見ると、ジャンボ・サイズのコインに膨れ上がっているのです。
Table Squeeze
これは、ジョン・ケネディの“トランスローケーション”のバリエーションです。4枚のハーフ・ダラーが一方の手の下からもう片方の手の下に移ります。
Thanks To Kaps
これは、ネイバーズがジム・パットンと討論の末、フレッド・カプスのコイン・チェンジのハンドリングを改良して出来上がったものです。1枚のチャイニーズ・コインとハーフ・ダラーが、シルクに包まれると繰り返し入れ換わります。2枚余分なコインを使っていた、と種明かしをしますが、その2枚のコインとはジャンボ・コインだったのです!
◆◆◆Pasteboards◆◆◆
The Denver Opener
この短いルーティンはデイビッド・ネイバーズが使っている見事なオープニング・カード・イフェクトです。イフェクトは新しいものではありませんが、ルーティンを作っているハンドリングに特徴があるのです。
Slow Motion Oil and Water
ネイバーズは多くのオイル・アンド・ウォーターを見てきましたが、この3つの段階(6枚)を持ったバージョンはおそらく彼が今まで見た中で最高のものと評しています。これは、各段階でカードを“混ぜた”後、表向きにスプレッドして混ざった状態を実際に見せる点で、最も直接的なもののひとつです。
Face Up Reset
タイトルが示す通り、このイフェクトはポピュラーな“リセット”をテーマにしていますが、カードを表向きにして行うのです。このネイバーズのハンドリングは、非常に画期的な試みです。
Reverse Assembly
“リバース・アセンブリー”プロットについては、過去に多くのルーティンが発表されています。素晴らしいものもありますが、大部分は出来が良くありません。これは、このプロットのネイバーズのバージョンです。演じるのは難しくはありませんが、極めて効果的なハンドリングがマジシャンを欺き、素人の客を十分に楽しませます。
McHenry's Sleeper Aces
タイトルが示している通り、ネイバーズは“MacDonald's $100Aces Routines”(フランク・ガルシア・バージョン)、“O'HenryAces”(ウェズリー・ジェームズ)と“Magician's Sleeper Aces”(ダーウィン・オーティス、マービン・ジョンソン)から幾つかのアイデアを得て、この巧みなルーティンを作り上げました。
Slow Hand Blues
赤裏のデックから4枚のエースを含む12枚のカードを抜き出します。カードで4つのパイルを作り、それぞれのパイルのエースが入るようにカードを配ります。エースが空中を見えない飛行をして、1枚ずつリーダーのスペードのエースに集まります。これらのエースをひっくり返すと、青裏に変わっているのです。
Direct Slow Motion Reverse
4つのパケットに散らせた4枚のクイーンが、1枚ずつリーダー・クイーン・パケットにジャンプします。突然、4枚のクイーンは同時に元のパケットにジャンプして戻ります。
商品名: | シルバー・アンド・ペイストボーズ (Silver and Pasteboards) |
ジャンル: | コイン・マジック、カード・マジック |
著者: | ロバート D. ラルー, Jr. (Robert D. LaRue, Jr.) |
発行元: | マジックハウス (Magic House) |
発行日: | 1993.10.16 |
サイズ: | B5 |
頁数: | 48 |
言語: | 日本語 |