◆特集、コレクター!!!!
今回は、カードマジックの花形とも言える「コレクター」がテーマです。
「コレクター」とは、「4枚のカードが3人の観客のカードを一瞬で捕まえる」という形で
現在定着化しているポピュラーなカード・マジックです。
この冊子には正統派から、奇抜なアイデアを使った手順まで、合計9作品収録されています。
また、1969年に初めての「コレクター」が発表されてからの約40年の変遷を、研究家である
石田隆信氏が体系的にまとめたコラムも読み応えがあります。
収録作品は、全てレギュラー・デックのみで演技可能です。
【収録内容】
- セカンドハンド・コレクター (ゆうきとも)
3人の観客に1枚ずつカードを覚えてもらい、デックの中に戻して混ぜます。
あらかじめ取り出しておいた4枚のキングをデックのトップに乗せて、おまじないをかけます。
デックのトップからカードを配っていくと、なんと4枚のキングの間に、3枚のカードが挟まっており、
それが先ほど覚えてもらった3人のカードなのです。
- Convincing Slop Shuffle (橋本昌也)
「スロップ・シャッフル」に、より錯覚を強めるための一工夫。
- Slop Collectors (橋本昌也)
3人の観客に覚えてもらったカードを戻したデックを、裏表ぐちゃぐちゃに混ぜながら、
その中に4枚のエースもばらばらに差し込んで揃えます。
おまじないをかけると、カードの向きが裏向きに揃っており、中央で4枚のエースだけが表向きになっています!
さらに、4枚のエースは3枚の裏向きのカードを挟んでおり、それが観客3人のカードなのです!
- 最近の「コレクター」の傾向について (石田隆信)
研究家・石田隆信氏による「コレクター」の変遷についてのコラム。
- テクニカラー・コレクター 石田バージョン (石田隆信)
青裏デックを観客によくシャフルさせ、3人に1枚ずつカードを取らせます。
ポケットより取り出した赤裏の4枚のエースにより、デックのトップでコレクター現象が起こります。
- ラバーハント (ゆうきとも)
観客の覚えた1枚のカードがデックに戻され、さらに輪ゴムが二重にかけられます。
2枚のキングを裏向きで輪ゴムにかけ、デックを卓上に落とすと、3枚のカードが輪ゴムに留められた状態で飛び出します。
両側のカードを表向きにするとキングであり、中央に挟まれているのが観客のカードです。
- ラバーハント・コレクター (ゆうきとも)
上記「ラバーハント」の拡張版。
輪ゴムにかけられたデックの中から、4枚のキングが観客のカード3枚を挟みこんだ状態で飛び出します。
- クイックサンド (野島伸幸)
観客にカードを1枚選んでもらいます。
デックを弾いて観客にストップをかけてもらい、そこにジョーカー2枚を半分ほど差し込みます。
おまじないをかけてからジョーカーを引き抜くと、1枚のカードを挟んでいます。これが、観客の覚えたカードです。
- コレクテッド! (野島伸幸)
4枚のAの中から、観客に1枚選んでもらい、デックに戻します。
2枚のジョーカーにおまじないをかけると、間から1枚裏向きのカードが現れます。これが観客の選んだカードです。
これで終わりかと思いきや、目の前で2枚のジョーカーが突然3枚のカードに挟まれます。
その挟んでいるカードが、残りのAなのです。
- シングルコレクション (南部信昭)
マジシャンは「2枚のジョーカーで1枚のカードを挟んで捕まえるマジック」をしようとしますが…
なぜか、2枚のジョーカーは、いつの間にか4枚のキングに変化しています。
そこでマジシャンは、その4枚のキングをデックの上に乗せて、1枚ずつ、次々と消してしまいます。
デックを広げると、消えた4枚のキング中央に表向きに現れています。
キングの間に3枚のカードが挟まれています。
その3枚を見てみると…これが、「2枚のジョーカーに挟まれた観客のカード」なのです。
商品名: | 奇術探究 第7号 |
ジャンル: | カード・マジック |
発行元: | コミュニケーション・デザインズ (Communication Designs Inc.) |
発行日: | 2010.11.08 |
サイズ: | B5 |
頁数: | 32 |
言語: | 日本語 |