◆特集、セルフワーキングトリック!!
今回のテーマは「セルフワーキングトリック」です。
テクニック(シークレットムーブ)やギミック(仕掛けのある道具)を使いません。
もっぱら錯覚や数理的原理などを駆使して現象を起こすタイプのマジックです。
今回、収録されいてる7のトリックのポイントは「実践的」かどうかです。
「現場で使える」「生の観客に通じる」「演じて効果のある」ものが集められています。
極めて実用的な作品集になっています!!
【商品内容】
- トリプル・ツインズ (ゆうきとも)
3人の観客が自由に選んだ場所に、それぞれ1枚ずつ表向きのカードを挟みます。
すると…3ヶ所とも、その隣からメイトカードが現れるのです!
名作「ジェミニ・ツインズ」のバリエーションで、現れるメイトの数を2組から3組に増やしています。
本来2組までしか上手くいかない流れを、自然で合理的な動作で拡張。
演出的な「差の作り方」を含めて、実際に演じている手順を詳細に解説しています。
- ミニトラ全自動版 (野島伸幸)
10枚程度のパケットで行う、ユニークなハンドリングのトライアンフ現象です。
以前に発表した作品の改良版。
今回は全くテクニックが不要となり、また、信憑性を高める工夫も追加されています。
なにより圧倒的に手順が覚えやすくなったところが、実用性を高めています。
- The Catcher in the Lie (齋藤修三郎)
カードマジックとしては異色の現象で、マジシャンが「観客の嘘を見破る」という作品です。
シャッフルされたデックから、数人の観客に2枚ずつカードを渡します。
カードの色に関して、まず1枚目は嘘を言ってもらい、「嘘をついた時の癖」などのデータを取ります。
2枚目は、嘘でも本当でも自由に好きなように言ってもらいますが、マジシャンはその真偽を的確に言い当てます。
観客とのやりとりが楽しめる、パフォーマンスバリューの高い作品。
補足情報や様々なアイデアを含めて解説しています。
- セルフオーダー (南部信昭)
デックから抜き出した13枚のハートのカード。
表を見せて順番がバラバラであることを示した直後に、A~Kまで順番通りに整列してしまいます。
簡単で、一般ウケするトリック。
- アンダーダウン・ミラクル (石田隆信)
観客に1枚のカードを選んでもらい、数枚の束に戻してもらいます。
これを特別な方法で好きなだけ混ぜてもらいます。
トップカードをめくって、その数字の枚数目を見ると、それが観客のカードです。
野島伸幸の「没ネタ」を拾い上げて、見事に実用的な作品へと仕立て上げました。
研究し尽くされたかに見えたアンダーダウンの世界に、新しい着眼点を導入した快作です。
- カミキリシンパシー (野島伸幸)
正方形の紙を小さく折って2つに切りますが、その前にどちらの紙片が良いか選んで×印を付けてもらいます。
それぞれの紙片を広げてみると、なんと、それぞれが印の通りの形になっているのです!
この現象、ユニークすぎて、ちょっと文章では説明しきれません。
ぜひ、冊子を読んで、実際に試してみてください。
- 本日限定のマジック (ゆうきとも)
観客が自由な選択をして、それに基づき3枚のカードが選び出されます。
その3枚の数字を合計すると…ビンゴ!なんと、本日の日付となっています。
「本日だけしか演じられない特別なマジック」という触れ込みで興味を引く、優れた「ツカミ」の演出。
そして、背後にある原理がまた素晴らしく、応用も利きますので研究しがいのあるトリックになっています。
商品名: | 奇術探究 第8号 |
ジャンル: | カード・マジック、その他 |
発行元: | コミュニケーション・デザインズ (Communication Designs Inc.) |
発行日: | 2013.03.31 |
サイズ: | B5 |
頁数: | 24 |
言語: | 日本語 |