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奇術探究 第6号

◆特集、即席と即興・再考!!

4号で評判の高かった「¥150 Trick」と「Jack In The Box」を発展させた手順、
リンキング・ラバーバンドの手順などが収録されています。

プロの使用している即席でできるトリックはマジシャンにとって価値の高い物ですので、
是非レパートリーに加えることをおススメ致します。



奇術探究 第6号

価格:

2,000円 (税込 2,200円)

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    【収録内容】

  • 菅原茂の「指を抜ける輪ゴム2」 (解説:ゆうきとも)
    天海賞受賞者でもある、日本を代表するクリエーターの1人、菅原 茂氏にご提供いただいた作品。 中指に二重に絡めた輪ゴムが、指を貫通してエスケープします。 同種現象の既存作品より、現象的には、よりオープンでクリーン、また手法的にも、より簡単で楽になっています。 輪ゴム1本あればどこでも演じられる傑作。
  • 庄司タカヒトの「520円トリック」 (解説:ゆうきとも)
    マジシャンは、まず、「500円玉1枚と10円玉2枚」、合計520円を手の中に握ります。 そして、その中から、コインを1枚ずつ取り出しては、算数の問題と称して、残りの金額を尋ねていきます。 途中まではまともなのですが、次第に、「あり得ないコイン」が取り出されるなど、予想外の展開になっていき…
    最終的には、爆笑のうちに演技を終わります。 庄司氏ならではのユニークなパフォーマンストリックです…なお、次項の関連コラムもご覧ください。

  • 【コラム】「残りはいくら?」520円トリックに至るまで (ゆうきとも)
    上の「520円トリック」が誕生するまでのヒストリーや、作品分析等を綴った、充実した内容のコラム。 このトリックは、奇術探究・第4号でご紹介した、こざわまさゆき氏の「¥150 TRICK 」が、思いがけない形に進化して生まれた作品。 途中、佐伯 暢氏の改案を経て、庄司氏の作品に至る変遷の記述は、それぞれのマジシャンの思考形態が窺える面白い内容です。 加えて、作者の意図を深く探り出す鋭い分析、それに基づく効果的な見せ方の解説、さらに…
    庄司氏の「裏演出」とでも言うべき、パフォーマーとしてのキャラクターを活かした絶妙で独特の演技法を紹介しています。

  • Elastica (こざわまさゆき)
    4枚のキングのパケットを輪ゴムで厳重に縛り上げた状態で、4枚のエースに変化させる…不可能に挑戦したトリック。 最初も最後もクリーンなので、信憑性の高い方法です。 なお、今号のテーマの1つが、「輪ゴムとデックのコンビネーション・ルーティン」です。 また、解説の中で、第4号での懸案事項であった、ある「輪ゴムのかけ方」の歴史的な位置づけにも触れています。

  • Jack In The Box (びっくり箱)~Yuji村上の手順~ (Yuji村上)
    カードケースとデックに輪ゴムをかけた状態で、ケースの中に入れた1枚のジャックが瞬間的にケースから飛び出して現れ、 代わりに、デックの中に混ぜた観客のカードが、ケースの中に飛び込んでいる…
    遠藤康宏氏の「Jack In The Box(びっくり箱)」は、奇術探究・第4号の中でも、特に反響の大きかった作品です。 今回はそのバリエーションや発展型を3種類ご紹介していますが、これがその第一。 Yuji村上氏が、手法や演出にさらに工夫を凝らした、とっておきのアイデアを発表してくださいました。

  • びっくり箱プラス (ゆうきとも)
    こちらはその第二、ゆうきともによる方法です。 遠藤氏の原案は、ストイックなまでのピュアリズムに貫かれており、構成としても大変美しいものです。 が、一方で技術的な「難所」があり、相応の練習や慣れが必要な部分がありました。 この作品では、「演じやすさ」を優先して、全体の構成を、よりトリッキーな形に変更されています。 「原案は、面白いんだけど、ちょっと大変」と思われていた方は、ぜひこちらを演じてみてください。

  • びっくり箱プラス1 (ゆうきとも)
    そして、「Jack In The Box(びっくり箱)」発展型の、第三の作品。 ここでは、現象自体に変更が加えられ、1枚のジャックではなく、4枚のジャックで行えるようになっています。 すなわち、「4枚のジャック」と「1枚の観客のカード」という、対比がはっきりした構造を作り出すことにより、 現象もより分かりやすくなった上、手続きも簡略化され、ストーリー的にもスッキリした形になりました。

  • 吉田篤志の「OTEMOTO-illusion」 (解説:野島伸幸)
    良くある手品かと思いきや、意外な展開を見せる…ある意味、マジシャン相手に演じたほうが驚かれるトリックです。 紙幣に、カバーとして割り箸の箸袋をあてがい、折りたたんで、中央を、割り箸で一刺しします! 突き刺さった状態をよく示した後、箸を抜き去り、広げて、紙幣を擦ると…なんと、穴がふさがります。 ここまでは見慣れた展開(一般の人には、これだけでも十分不思議ですが)ですが、最後に、とんでもないことが起こります…
    なんと、カバーに使った箸袋の穴までふさがってしまい、紙幣・箸袋の両者が完全復活してしまうのです! 居酒屋などで、本当にその場にある物だけで、何の準備も無く演じられる、超実用的トリックです。
  • NLR (ノジマ式・リンキング・ラバーバンド) (野島伸幸)
    何の仕掛けもない2本の輪ゴムが、目の前で繋がって、また外れます。 有名な、ダン・ハーラン氏の「輪ゴムのリンキング」を、より大胆な演じ方に改良。 従来必要だった事前の秘密操作を、なんと手順の中に組み込み、観客が注視している状態で行えるようにしました。 もう、ミスディレクションをかけて隙を作ってゴニョゴニョ…という「準備段階」は要りません。 クリーンに、公明正大に演技を始めることが出来ます。 (「SLR」という商品に添付して発表したアイデアですが、より詳しい図解入りで解説しています)


商品名: 奇術探究 第6号
ジャンル:  カード・マジック、コイン・マジック、
輪ゴム、その他
発行元: コミュニケーション・デザインズ
(Communication Designs Inc.)
発行日: 2010.03.31
サイズ: B5
頁数: 32
言語: 日本語



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