◆ポーカー・チップが空中飛行!!
「スリーフライ」とは、クリス・ケナー氏が発案したコインズ・アクロスで、
指先に見えている状態のコインが逆の手の指先に飛行する現象です。
これは従来、卓上という横平面を基本フレームとしていたコイン・マジック
を縦型スクリーン状のフレームで見せるようにした点で、一種のパラダイム・
シフトをもたらしました。
スタンディングで演じる現代コイン・マジックのスタイルは、これが原点と
言っても過言ではなく、歴史の転換点として位置付けられる名作です。
今回の手順は、ゆうきとも氏がプロとして「実際に自分が演じる」ために
構成した、決定版ともいえるスリーフライです。
メインとなる「スリーフライ」を核として、その前後にオープニングと、
クロージングのシークエンスを加え、全3段になっています。
この前後のシークエンスでは、スリーフライで問題となるエキストラの
「導入」と「処理」の操作をうまく解決しています。
また、この手順では同色のコインではなく、3色の異なった色のポーカー・
チップを使用しているのも特徴のひとつです。これは、観客からの視認性が
高いだけでなく、手順後半の色を使った交換現象にも利用されています。
そして、DVDにはスリーフライだけでなくポーカー・チップを使ったおまけ
の手順も3作品収録されています。
ノーエキストラ、絶妙なハンドリングで演じる「チンカチンク103」、
まったくテクニックを必要としない予言系トリック「チップスター」と
「RGBプレディクション」が収録されています。
商品には、すぐに練習・演技ができるように、使用するポーカー・チップも
セットになっています。
数あるスリーフライの中でも、比較的やさしく演じられる手順なので、
是非チャレンジしてみて下さい。
【収録内容】
フリーフライ(ゆうきとも)
今回のメインとなる、スリーフライを核とした3段構成のルーティーン。
■第1段
オープニング・シークエンス。
3枚の色違いのポーカーチップを使って演じる「三角(トライアングル)交換現象」。
ポケットに入れた1枚と目の前の1枚がまず入れ替わり、続いてもう1枚が…というように、
息つく暇なく連続で変化現象が起こる、ビジュアルで効果的な手順。
なお、以前に「SFマジック・フェスティバル・コレクション7」という冊子で、
この第1段部分のみを「フリーフライ」の名で発表していますが、映像での解説は初です。
■第2段
メインディッシュと言える「スリーフライ」のゆうき氏によるハンドリング。
3枚のポーカー・チップが、1枚ずつ、左手から右手に目の前で飛び移っていきます。
この間、一切チップを手に握り込むことなく、指先に見えたままです。
■第3段
クライマックスとなるクロージング・シークエンス。
3色のうち、1枚をポケットにしまいますが、残り2枚を手に握ると、
ポケットに入れた1枚と入れ替わってしまいます。
その1枚が、再度2枚に分裂して入れ替わり、最後の1枚も指先に出現して
クライマックスとなります。
2対1の交換現象をベースに、飛行現象も交えた、ダイナミックな演技で
最後には手に3枚のポーカー・チップしか残りません。
チップスター(ゆうきとも)
トランプのマークが4つデザインされたコースターを使った予言トリック。
チンカチンク103(今西章)
四角形に並べたポーカー・チップに手をかざすと、チップが移動して
一箇所に集まります。
ノーエキストラで即興的に演じられるので、覚えておくと重宝します。
小物であれば、ポーカーチップ以外のものでも演じられます。
観客から借りたものでもOK。
RGBプレディクション(南部信昭)
3色のチップを、3色のシールが貼られたカードに乗せてもらいますが、
その位置が予言されています。
比較的単純な現象なので、一般の観客にはウケるマジックです。
【商品内容】
① 演技・解説DVD (日本語/約60分)
② ポーカー・チップ
③ カード、ステッカー
商品名: | ゆうきとものスリーフライ・ルーティーン |
ジャンル: | コイン・マジック |
考案: | ゆうきとも (Tomo Yuki) |
発売元: | コミュニケーション・デザインズ (Communication Designs Inc.) |
発売日: | 2017 |
言語: | 日本語 |
添付のポーカー・チップは映像で使用しているものとは異なる場合があります。 |